股関節専門 増原クリニック ブログ

人工股関節手術後のリハビリの必要性


股関節が痛い


股関節の痛みや変形を治してしまう治療方法が「人工股関節置換術」です。

この手術は、今や日本でも毎年約10万件が行われており、画期的な最新の方法というより、よくある標準的な方法となっています。

「股関節の痛みがなかなか治らない」

「股関節が変形していると言われている」

「股関節の問題で長く歩けない」

と、股関節の問題を長年抱えておられる方にとっては救世主のような存在です。


手術の適応は?

股関節に痛みはあっても、股関節がほとんど変形していない方に、この「人工股関節置換術」を行うことはほとんどありません。
手術の適応は、痛みと変形により如何に日常生活に困難感があるかです。

よって、レントゲン画像などの検査所見により股関節の変形が大きくない場合は、まず保存療法としてリハビリを行います。


まずはリハビリ!

そのリハビリが功を奏して、今までの股関節の痛みが改善し、問題がなくなる方も多勢あります。

その一方で、適切なリハビリを指導しても仕事や家庭での役割などで股関節への負担が大きく、変形が悪化してしまわれる方もあります。
中には、股関節の炎症反応が強く出るタイプの方もおられ、なかなか炎症が治まらず股関節の変形が進行してしまわれる方もあります。

股関節の痛みには、まずはリハビリなのですが、残念ながら上手く治らない方も実際にはおられるのが現状です。

そのときは「人工股関節置換術」の出番となるわけです。


「手術が恐い」

と言う方は病院に足を運ぶことも避ける方がおられますが、
そういう方こそ尚更早めに受診していただき、
リハビリにて改善するかどうかお試しいただくことを強くお勧めします。


「手術に対する大きな誤解」

をお持ちの方も多勢おられます。

ネット情報も収集方法や解釈の仕方により印象を大きく変えます。
股関節治療の専門ではない方の情報も正確ではないかもしれません。

やはり、最先端の知識を持った股関節専門の治療者に直接相談されることを勧めます。


「手術しても治らないのでは?」

とお考えの方もおられます。
知人で手術を受けた方があるが、痛みが治らないとか、傾いて歩いておられるということから、そうお考えになられるようです。

これは手術の限界ではありません。

手術後のリハビリが不足していることが原因の場合が多いです。


手術後のリハビリが完治へのカギ

「人工股関節置換術」で治るのは、
「股関節」という「関節」部分です。

股関節の周りの「筋肉」の問題は、
手術だけでは十分に治らない場合が多いです。

長年股関節の問題を抱えることで、
股関節の周りの筋肉にも問題は広がり、
そして深刻化していきます。

筋肉が落ち、また非常に硬くなり柔軟性を失ってしまいます。

これは手術前の時点での状態です。

その状態で、「人工股関節置換術」という手術を受けて、「股関節」を治すことで、
「股関節」の問題は解消されます。

その後、リハビリをしなくても生活を送る中で、少なからず股関節の周りの筋肉の問題もある程度は改善します。

これは自然な回復です。

手術とその後の自然な回復により、
手術前に比べて痛みが改善し、生活しやすくなることは当然です。

「手術前より良くなれば十分」
という方は、それほどリハビリは必要ないでしょう。


どこまで良くなることを望むか?

その目標によりリハビリの必要性と継続する期間が異なってきます。


残念ながら手術後の自然な回復はそれほど大きくはありません。

ただ歩いているだけでは、
どんどん筋肉がつくということはありませんし、
筋肉が完全に柔らかくなるということもありません。

そのため思い描く目標に到達するには、
やはりリハビリが必要です。

股関節のリハビリというより、
主に「股関節の周りの筋肉」のリハビリが必要です。

手術だけでは治らない股関節の周りの筋肉の問題を解消するために、
適切なリハビリを段階的に継続的に行うことが必要です。

アキレス腱のストレッチ


近年の手術技術の進歩により、
手術を受けてから「手術前の状態に戻る」期間が以前より早く(短く)なっています。

そのため入院期間が短くなり、早く退院できる病院が増えています。
手術後1週間も経たないうちに退院する病院もあります。

しかし、「早く退院できる」ことが良いのかどうか?
必然的に手術後の入院でのリハビリを受ける期間(機会)は短くなってしまいます。

手術後短期間で退院する時点では、家の中は歩いて生活が何とかできるくらいです。
その後、自然な回復により外出したり、階段も昇り降りできるようにはなります。

手術を受けるとリハビリをしなくても、
手術前よりは良くなります。

でも、それだけでは同年代の元気な方に比べると、体力的には到底及びません。

手術前の身体の状態は、筋力を測ると同年代と比べて平均60〜70%くらいまで落ちています。

手術を受け、自然に回復して手術後1年間で
おおよそ70〜80%くらいまで筋力は改善します。

そのあとの足りない約20%の筋力をどうするか?

その足りない分で、
早く疲れやすかったり、
階段をスイスイ昇れなかったり、
旅行や趣味・スポーツを楽しめない、
ましてや、よく転んでしまうということになります。

具体的に体力年齢で示すと、
60歳の方の筋力が20%減ると、
10歳上の70歳の方と同じくらいです。

そのまま10年経つと70歳で元気な80歳と同じくらい。
自分が80歳になると90歳の方と同じくらいの筋力になってしまうということです。

「10歳早く歳をとる・・・」
体力年齢で言われると、「ドキッ」とショックを受ける方もおられますが、本当のことです。


リハビリをせずに自然な回復だけでは、
体力的には早く歳をとってしまいます。

どこかでそれを食い止めて、
努力して手術前に落ちてしまった分の筋力を取り戻す必要があります。

それが手術後のリハビリの役目です。


「手術を受けてしばらく経つけれども、痛みがとれない」

と仰る方も手術後の自然な回復だけでは完全に治らない身体をお持ちの方です。

リハビリが必要です。

自然な回復により手術前と同じくらいの「筋肉の硬さ」にまでは改善したのですが、
それ以上は伸び悩んでいます。

まだ柔軟性に富んだ良質な筋肉の状態ではなく、筋肉の異常な硬さが残っています。

筋肉の硬さが残っていると、
痛みが出る場合が多いです。

リハビリによりストレッチや柔軟体操をして、改善を図ります。

これにも時間がかかるので、
適切な方法を学び、ご自分で継続的に行い、
さらに専門家に定期的にチェックを受けることが大切と考えます。

手術後時間が経過していても改善の余地はあります。

「手術の限界」ではありません。

その痛みの原因をしっかり追究することが大切です。

股関節のリハビリ



「人工股関節の手術を受けたけれども、きれいに歩けない」

という方もリハビリの不足が原因です。

繰り返しになりますが、
「人工股関節置換術」は、
股関節の「関節部分」を治す手術。
股関節の周りの「筋肉」は、手術だけでは治らないとお考えください。

手術を受けて退院したら、
「もう大丈夫」
というわけではありません。

「手術」と「リハビリ」はセットであり、
手術後の改善のカギは「リハビリ」にあります。

思い描く目標を達成するためには、
リハビリが必要です。

別の病院で手術を受けて早くに退院し、
その後お一人でどうやってリハビリをすれば良いのか悩んでおられるという方が多いとよく聞きます。

なかなか1人では難しいものです。

人工股関節の手術後の方で、
当院にリハビリだけ受けに来られる方も多勢おられます。

当院にリハビリ目的に入院して、
集中的にリハビリをすることで劇的に改善される方もあります。

手術後のリハビリの不足が不調の原因です。

適切なリハビリを受け、痛みが改善することで、生活がガラリと変わります。

自然な回復を待っても、
なかなか改善を期待できない問題もあります。



身体に問題がないかどうか?

手術した股関節のレントゲンだけでなく、
運動能力や柔軟性などの身体機能のチェックを専門家に受けられることをお勧めします。

当院では、退院後も外来にてリハビリを継続し、
筋力の測定や柔軟性のチェックを理学療法士により実施しています。

定期的なチェックは、自宅でのリハビリの継続の励みにもなっておられます。

長年悩んだ末、
思い切って大きな決断をして、
人工股関節の手術を受けるわけです。

しっかりと元気な身体を取り戻してもらいたいと思っております。

手術を受けたけれども、
痛みがとれない、
きれいに歩けない、
思うように生活ができないという方、
ご遠慮なくご相談ください。

股関節専門のスタッフが対応いたします。


股関節の不調で悩む方をお一人でも減らしたいと願うばかりです。


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転ばぬ先のトレーニング


ヨガ


『実は先週、転びまして・・・、びっくりしました。』

外来診察に来られる患者様から
時折聞こえてくる、驚きの発言です。

誰だって、転びたくて転んだりはしないのですが
打撲や骨折など
ケガをされて落ち込まれる様子に
こちらも心を痛めることがあります。

転ばないようにするには
どうすればよいか?

決して単純な答えはないのですが
トレーニングの観点から
転倒の予防に効果があった!!という
研究報告をご紹介します。


2014年に発表された研究論文です。

転倒したことがある60歳以上の方々を集めて

①太極拳チーム
②バランストレーニングチーム
③ヨガチーム

の3チームに分けて
転倒予防に効果があったかを調査した研究です。

参加者の平均年齢は74歳。

週に2回、約60分間のトレーニングを
12週間(3ヶ月間)続けたところ、

どのチームの参加者も
バランスが改善したという結果です。
特にヨガチームで成績が良かったとも報告されました。

バランス能力の向上は転倒予防に効果的だと考えられています。


さて、皆さまはこの研究報告に
どのような感想をお持ちになったでしょうか?

やっぱりヨガが良いのか!

太極拳、どこでやってるの?

バランストレーニングってどんなの?
などなど・・・


しかし、着目すべきは
週2回、60分間の運動を3ヶ月続けた
ということではないでしょうか。

継続は力なり。


この研究で使用された
太極拳やヨガのプログラムの一部には
人工股関節の手術を受けられた患者様には
適切でないものも含まれます。

ヨガや太極拳をやっている
あるいは、やりたいと思っている患者様は診察の際に、おたずねください。
せっかくの運動習慣ですから
ぜひ安全に続けて頂きたいものです。

ご参考になればと、
この研究で実施されたバランストレーニングの中で
手ごろにできそうなものを紹介します。

ご自身でトレーニングされる際には
バランスを崩して転ばないように
つかまることができる物の近くで行うなど
くれぐれもご注意ください。

60分間もやらなくても
毎日コツコツ続けることができれば
転倒予防に役立つのではないでしょうか。


(1)立ち上がり動作

立ち座り


(2)かかと歩き

踵歩き


(3)バランス体操

バランス体操


クッションのような柔らかく不安定な物の上に乗ります。
写真のような腕のポーズで15秒間立ちます。
一旦、クッションから降ります。
これを10回繰り返します。


さらに、足の位置を変えて行うと良いみたいです。

左右の足をななめに

両足を閉じて

片脚立ちで

バランス体操の足位置


練習中に転倒すると元も子もないので、くれぐれもご注意ください。



■参考文献
Meng Ni, et al. Comparative impacts of Tai Chi, balance training, and a specially-designed yoga program on balance in older fallers. Arch Phys Med Rehabil. 2014

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靴下が簡単に履ける「更衣ベルト」のご紹介


靴下を履く道具

靴下を履くことに苦労しているという方に朗報です。

簡単に靴下やズボンを履くことができる便利な道具を開発しました。


「更衣ベルト」と呼びます。


簡単に靴下が履ける道具


股関節症を患うと、脚を動かすことができる範囲が狭くなり、

また経過が長くなると足先に手が届かなくなってしまわれる方もあります。


無理をして足を横にひねり、何とか靴下を履いている方も多いです。

足を抱えて履くと股関節が痛むと言われます。


無理な靴下の履き方





また、人工股関節の手術後すぐの時期は、
一時的ではありますが靴下を履くことに苦労します。

リハビリが進めばご自分で履くことができるようになるのですが、
それまでは 「ソックスエイド」という靴下を履く道具をお貸ししておりました。


ソックスエイド2

ソックスエイド4

このソックスエイドも便利なのですが、
くるぶしソックスのような短いタイプの靴下は履くことが難しいという難点があります。


靴下を履くことは毎日のことであり、その度にストレスを感じることは忍びないことです。


そこで、何とか簡単に靴下を履くことができる道具を作れないかと看護師さんたちが中心になって考え、

実際に介護用品の作成をされている業者さんと相談して、

「更衣ベルト」を作製いたしました。


股関節専門クリニックである増原クリニックならではの逸品です。


靴下が簡単に履ける更衣ベルト


日本製です。

膝を抱えこなくても、前かがみしなくても、
簡単に靴下が履けるように工夫してあります。

特許も出願中です。



使用方法は簡単です。

① 先のクリップを靴下の入口の部分に挟みます

靴下を簡単に履く


② 靴下の入口に足を入れます

更衣ベルト


③ そのまま更衣ベルトを引っ張って、足先を靴下の奥まで入れます

更衣ベルト


④ 靴下が履けたら更衣ベルトの手元のカネの輪っかを引っ張るとクリップが外れる仕組みです

更衣ベルト


更衣ベルト



1つ更衣ベルトを使用する上で、コツがあります。

靴下の入口の部分にクリップを留める位置です。

クリップの両方を真横より少し下の位置に留めると上手く履けます。

図のように、時計で言うと4時と8時くらいの位置です。


更衣ベルトのコツ


これならどのようなタイプの靴下でも簡単に履けます。

ストッキングでも大丈夫です。

下着やズボンでも履けます。


立ったまま着替えができず困っておられた方。

股関節ではなく、膝が曲がりにくい方でも便利かと思います。

また、脳卒中で片麻痺症状があり、片手で靴下が履きにくいという方。

体力が低下し、足先に手を伸ばすことが恐いという方。

今まで靴下を履くことに困っておられた方は一度お試しください。


増原クリニックでも¥2800(税込)にて販売しております。

お試し希望の方は見本もあります。


ご遠慮なく増原クリニックの受付(06-6358-0200)までお問い合わせください。


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坂道はつらいよ 。゚(゚´Д`゚)゚。


上り坂、つらくないですか?

変形性股関節症などで股関節に痛みや機能の低下があると、坂道を上がるのがつらく感じることがあります。

増原クリニックを受診される患者さんの中でも、そう訴える方は案外多く、
人によっては「階段よりも坂道の方がしんどい」とおっしゃる方もおられます。

「階段は脚に負担がかかりそう。」

「坂道の方がバリアフリーだから負担が軽そう。」
とお思いの方々。

あなどるなかれ。
たかが坂道、されど坂道。

居住環境により住宅の周りが坂ばかりという方も多くおられますので、
今回は坂道(上り坂)がなぜつらいのか、平地や階段とどう違うのかについて考えてみたいと思います。


上り坂は運動⁈

ずいぶんと前ですが、このブログでも階段の話をしました。

興味のある方はどうぞコチラ↓もご覧ください。
 階段の上がり降りとは:http://masuharacl.blog.fc2.com/blog-entry-168.html
 階段の上がり降りの方法:http://masuharacl.blog.fc2.com/blog-entry-169.html

上り坂は階段と同じく、今いる場所から上へと上がっていきます。
したがって、平地を歩くことに比べると、身体を持ち上げていく力が必要になり、
当然脚にも力が入りますし、ふうふう息が上がるように体力も使います。

そこは坂道でも階段でも共通しているところです。

ただ調べてみると、下の表に示すように上り坂を歩くことも結構な運動強度であることがわかります。


運動強度


いかがですか?

ちなみによく見かける車椅子用のスロープの最大勾配が約8%(1/12)ということですから、
1~5%というのは歩くのにはそれほど急な坂ではありません。

傾斜の程度(勾配)や歩く速さでも強度は変わりますが、階段を上るよりも高い運動になる可能性も十分あります。

したがって、脚や体力に問題がある方にとっては、つらい運動になることが容易に想像できます。



傾斜の影響

今度は坂道そのものについて考えてみます。

 “坂道は傾斜している”

実はこれがそもそもの問題です。

ウォーキング

階段


上の図をご覧ください。
平地でも階段でも足がつく部分は基本的に水平になっています。


坂道の負担

それに比べ坂道は足がつく部分が斜めになっています。

そうすると、足で地面をまっすぐ押す(踏ん張る)と、
地面からの反作用で進行方向とはやや反対向きに跳ね返される力(オレンジの矢印)が体にかかってきます。

ですから、坂道を上がる場合には身体を上に押し上げる力だけでなく、
後ろに落ちないよう前に行くための力が余分に必要ということになります。

これが、上り坂がつらくなる原因の一つです。



階段よりも坂道の方が長い

もう一つは、傾斜角度の問題です。

通常の階段と坂道を比べると、同じ高さまで上がるのに傾斜がずいぶんと違うことを経験します。
階段や歩道橋などのスロープなどがその良い例です。

坂道の場合、家の中の階段のように急な斜面では誰も上がれないため、傾斜角度はかなり緩やかに設定されています。

ということは、同じ高さまで上がる時でも、階段に比べ坂道は歩いている距離が増え、時間も余分にかかってしまいます。
もしかしたら、これも坂道がつらいと感じる一つの要因かもしれません。

例えば、ジワジワと長い坂を上がっていくよりも、階段があれば先に上がってしまい、
あとは平地を進むという方法も、つらさを軽減する上では有効な作戦ではないでしょうか。


研究


股関節にかかる負荷は高い⁈

過去の研究によると、階段では上りでも下りでも主に膝の負担が大きくなると報告されています。

そもそも歩行と階段とは身体の使い方が違うと言えるかもしれません。

一方、坂道の場合は、上りは股関節の負担が大きくなり、下りは膝の負担が大きくなるという結果が報告されています。

基本的に坂道の歩き方は、斜面がよっぽど急でない限り、見た目は平地を歩く時と似たような感じになります。

しかし、先ほど述べた坂道の特徴に対応するためには、
股関節の動きや周りの筋肉の働きがより必要となり、負担が大きくなるのだと思います。

また、傾斜に対応するのは足首の仕事でもあります。
足を出す際につま先が引っ掛からないように足首を起こし、
さらに滑らないように踏ん張りながら地面を押し身体を支えていますので、足首周りの筋肉も頑張る必要があります。

このように、見た目は普通に歩くように見えても脚全体が忙しく働いており、
それが持続的に繰り返されるため、印象よりもつらく感じるのかもしれません。


上り坂をどう攻略するか

上り坂は股関節に負担がかかるということがわかってきました。

では、どうしたらよいのでしょうか?

階段のように一歩ずつ揃えて歩くわけにはいきません。
自宅周辺が坂道の方は、避けては通れませんし…。

解決策としては、ありきたりではありますが、杖や手すりなどの補助具を使用することです。
ノルディックポールを山歩きのストックのように使うのも良いかもしれません。
脚の踏ん張りや前に進む力をサポートできれば楽になると思います。

杖をつくほどではないという方は、段の低い階段を上がる要領で、
あえて上半身をやや前傾させて少し重心(身体の中心)を前に持って行くよう意識すると良いかと思います。

少々足首の負担は増えるかもしれませんが、進みやすくなると考えられます。

上りは歩幅が大きくなりやすいため、歩幅は小さくと意識しておいた方が良いでしょう。

また、先ほども述べましたが、階段が楽であれば怖がらずにそちらを利用するのも一つの方法かもしれません。

なかなか良い対策を提案できませんが…(^_^;)
無理のない範囲で実践してみてください。


坂道がしんどいという方はご注意?!

上り坂を歩くのがつらい、しんどいという方。
ふうふう息切れするような場合は、脚の問題ではないかもしれませんが、
股関節が痛い、脚が重いと感じる方は股関節を傷めている可能性もあります。

環境はなかなか変えることができません。
今股関節が痛い方も、痛くない方も、ご自分の身体に無理がかかり過ぎていないか一度考えてみてはいかがでしょうか。


長文になり申し訳ございません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


参考文献
1) 国立健康・栄養研究所:改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』, 2012
2)Brouwer et al. A Review of the Physical Demands of Stair Negotiation in Healthy Aging and Following Stroke. Phys Med Rehabil Int 2(7), 2015
3)AN Lay et al. The effects of sloped surfaces on locomotion: A kinematic and
kinetic analysis. J Biomech 39(9), 2006

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股関節教室の参加受付を開始しました


第11回股関節教室の参加ご予約の受付を開始しました。

講演内容
「血栓塞栓症の実態」
~日常に於いても油断大敵です!~

日時
 ①平成30年10月18日(木)10:00~11:30
 ②平成30年10月18日(木)14:00~15:30
 ③平成30年10月21日(日)10:00~11:30

会場
 天満研修センター(大阪市北区錦町2-21)
 JR天満駅 徒歩2分

参加費:無料

申し込み
 診療時間内にて増原クリニック1階受付、及びお電話(06-6358-0200)にて
 参加申込の受付をいたしております。

 上記、日時の中からご都合の良い日をお選びください。
 講演内容は①~③とも全て同じです。


 足がよくむくむという方はありませんか?
 手術だけでなく、日常生活においても血栓や塞栓症などは起こりやすいものです。

 手術を受けて元気になられて、海外旅行へという方は長時間のフライトには注意が必要です。
 エコノミークラス症候群も血栓塞栓症の1つです。

 身体の中の血管の問題
 あらためて学んでみましょう。

 増原クリニックに受診経験のない方でも参加していただいて構いません。
 これから手術をお考えの方、すでに手術を受けられた方、付き添いの方など参加資格は問いませんので、
 ご遠慮なくお問い合わせください。




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