股関節専門 増原クリニック ブログ

QOL(生活の質)


明けましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


医療は日々進歩しています。

我々も新しい情報の更新、技術の向上に努め、

股関節専門クリニックとして、

最先端の股関節医療を提供し続けるよう努力してまいります。


仕事初めの日も看護師全員が集まり、

患者さんの看護を向上するために勉強会を開きます。


人工股関節の手術後の患者さんが、

「如何に苦痛なく不安なく入院生活を送ることができるか」を常に考え、

患者さん1人1人の個性に合わせた

きめ細やかな看護を実行しております。


病院という場所は、行き慣れているところではなく、

勝手がわからず、誰もが戸惑うところです。

その分、不安も大きくなりやすく、

苦手に思われる方も多いです。


我々は、患者さんの不安を少しでも取り除くことができるよう、

リラックスした空間を作り、

分からないことがないように、

患者さんの気持ちになって丁寧にご説明させていただくことを心がけております。



病気の不安、手術の不安、今後の生活の不安を少しでも減らし、

入院中も、

ご自宅でも、

不安なく快適に生活ができるようサポート致します。



医療の中にも、

「QOL(キューオーエル)」という言葉があります。

QOLとは、Quality of Lifeの略で、

「生活の質」を意味します。


例えば、股関節の病気で、股関節を治すということだけでなく、

患者さんの「生活の質」の向上まで考えて、

医療を提供しようという考えです。


股関節は手術で治ったけれど、

しっかりと歩けない、

きれいに歩けない、

となると、生活の満足度、幸福度が改善しません。


「QOL=生活の質」を向上できるように、

医師、看護師、理学療法士、放射線技師、事務員、清掃員、調理師が一丸となって、

サポートさせていただきます。


今年もどうぞ宜しくお願い致します。


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変形性股関節症とQOL

5月に入り、徐々に気温も上がってきている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

はじめまして、理学療法士の奥埜です。

みなさん、「QOL」という言葉をご存知でしょうか?

「QOL」とは、Quality of Lifeの略称であり、日本語では『生活の質』と訳されています。

欧米において、1960年代ぐらいまで医療現場では病気の回復や日常生活動作への復帰に目が向けられていましたが、1970年代以降ガンなどの終末期医療などの現場で、当事者の望む『生活の質(QOL)』を確保することに焦点を向けていく流れが出来上がりました。

つまり、QOLとは病気の回復や日常生活への復帰ということだけではなく、精神面を含めた生活全体の豊かさを含めた概念であり、病気や障がいを負ったとしても、その状態でどれだけ自分らしい生活を送り、幸福を見出しているかという概念です。


では、この「QOL」は変形性股関節症とどのような関係があるのでしょうか?

変形性股関節症と一言で言っても、病期(病気の進行を、その症状によって区分した期間)によって、また、患者さん個人によっても異なりますが、股関節の痛みや可動性(動かせる範囲)の低下、股関節周囲の筋力の低下・持久力(体力)の低下などの症状が出てくることがあります。

具体的な例で言えば、
・『歩く時や立ち上がる時に股関節が痛い』

・『股関節を曲げにくくなり、ズボンの脱ぎ履きが行いにくい』

・『足を持ち上げにくくなってきた』
など、身体の異常が起きることがあります。

また、その身体の異常により、生活の質や範囲が制限されます。
・『股関節が痛いから、あまり外出したくない』

・『立ってズボンの脱ぎ履きができにくいから、椅子が必要』

・『足が持ち上がりにくく、階段がしんどいのでエレベーターを使う』

このような状況をQOLの低下と呼びます。

時期や患者さん個人で症状は異なりますが、変形性股関節症患者さんは股関節の痛みがあったり、足を動かしにくくなったりするだけではなく、QOLの低下を引き起こす可能性があります。
QOLが低下すると、ストレスが溜まる、塞ぎ込みがちになるなど精神面にも影響しかねません。
これが長く続くと、もっとその影響は大きくなるわけです。

このQOLを改善することも、我々理学療法士の役割の1つです。

しかし、変形性股関節症とQOLの関係性についてはまだまだ詳細なところまでは明らかにはなっておらず、日本や海外においても現在研究を行っている最中です。

当クリニックでも患者さんにご協力いただき、QOLについてのアンケートを実施しております。
また、調査結果をまとめ次第ご紹介させていただきます。

奥埜でした。

増原クリニック 理学療法士 奥埜 尭人

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