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股関節専門 増原クリニック ブログ

日本リハビリテーション医学会学術大会にて発表してきました


リハビリ医学会

日本リハビリテーション医学会 学術大会へ参加してきました。

今年は福岡博多での開催です。

増原クリニックからも5名参加しました。


しっかりと研究成果の発表もしてきましたよ。




ポスター2

看護師の池田から
「改良型更衣紐の効果~靴下装着機能を追加して~」


靴下を履くための自助具
ソックスエイド VS 更衣ベルト

もちろん増原クリニック看護部開発の更衣ベルトのほうが履きやすく、
靴下を履き終わるまでの時間も短縮されたという結果でした。

会場の聴講者にも好評であり、宣伝してきました。



ポスター1

理学療法士の生友から
「人工股関節全置換術後患者の入院中の転倒事故調査」

増原クリニック開院以来約9年間での院内の転倒事故について調査しました。

その結果、残念ながら6名の方が院内で転倒されるという事故が起きてしまいましたが、
これは非常に少ない驚異的な結果でした。

日本での同様の研究報告はほとんどなく、比較が難しいのですが、
全米の人工股関節の手術後の患者200万人のデータに比べて、10分の1くらいの事故件数でした。


医師、看護師、理学療法士を中心としたチーム医療の成果だと考えられます。


その当院での転倒予防対策などの紹介もしてまいりました。



この時期の博多は、祇園山笠の直前であり、各地でその準備が進められておりました。

山笠


山笠2


学会でも博多のまちにも色んな刺激をもらい、またクリニックでの診療に役立てていきたいと思います。


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日本運動器理学療法学会にて発表してきました


運動器理学療法学会


先日、北海道の札幌にて開催されました第5回日本運動器理学療法学会にて研究成果の発表をしてきました。


非常に多くの先生方に我々の研究に興味を持っていただき、
活発に有意義な意見交換をすることができました。

前回のブログでもご紹介しましたが、本学会では2演題発表してまいりました。



「変形性股関節症患者に対するフォームローラーを用いた保存療法の効果」

フォームローラーを用いた変形性股関節症の保存療法



「片側末期変形性股関節症患者の足部形態について」

変形性股関節症の足アーチ



今回はポスターによる発表でした。

1時間の発表時間があっという間に終わるほど、次々と質問に来ていただきました。


フォームローラーは、

「うちの病院でもフォームローラーを使ってみます」

「気持ち良さそうですね。自分でやってみます」

と仰って下さる先生方もたくさんおられました。



足部形態のほうも、

「意外な結果ですね」

「どうやって足のカタチを計測したのですか」

と質問が相次ぎました。


嬉しい限りです。


研究の成果が広まり、股関節で悩みを抱えておられる方がお一人でも減ることを願います。



また、引き続き検討を重ね、より良い医療が提供できるように精進いたしてまいります。


時計台


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第5回日本運動器理学療法学会学術集会への参加


秋の学会の季節がやって参りました。


9月は運動器理学療法学会があります。

9月23日・24日に北海道の札幌で開かれます。
日本運動器理学療法学会ホームページ


「運動器理学療法」とは、
分かりやすく言えば、整形外科で扱う疾患のための理学療法です。

股関節だけでなく膝や肩や腰などに問題があり、リハビリされておられる方の経過報告や

リハビリのための基礎的な研究を報告します。


そこから日々の患者様の治療の参考にすることができます。



増原クリニックからも2名の理学療法士が参加します。

今回、我々が発表させていただく内容は、

「変形性股関節症患者に対するフォームローラーを用いた保存療法の効果」

について生友が発表します。


「片側末期変形性股関節症患者の足部形態について」

岡村が発表します。



フォームローラー


お尻の筋肉のローラーマッサージ


変形性股関節症を予防する方法、変形の進行を防止する方法、

股関節の痛みを治す方法については、

現代の医療ではまだ確立されているとは言えません。


我々は長年、この股関節の治療に関わる中で、

少しずつ手応えを感じつつあります。


人により適応・不適応はもちろんありますが、
このフォームローラーを用いた保存療法により、

股関節の痛みが改善する一定の効果を得ております。

その成果について学会にて報告してまいります。



股関節に良いインソール

このオーダーメイドインソールも我々の強みです。

足元から身体を整えるということは非常に大切です。


そのインソールの必要性や効果を確認する基礎となる研究を進めております。


股関節症患者さんの足のカタチについてお一人お一人確認させていただき、
その特徴をまとめました。


意外な結果と思われるような非常に興味深い研究になっております。


ご興味のある方は、こちらから学会発表の抄録を確認できます。
日本運動器理学療法学会抄録


では、北海道にて成果を報告して参ります。


また、参加報告を後日いたしますので、お楽しみに。



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第51回日本理学療法学術大会へ参加してきました



第51回日本理学療法学術大会




先日、北海道は札幌にて開催されました第51回日本理学療法学術大会へ参加してまいりました。

美味しいものが多い北海道ですが、学術的な収穫も多い学会でした。


この学会は、理学療法士の全国規模の学会です。

発表者だけでも1500名くらいは毎年おられます。

羽田空港のトラブルの関係で東京から参加の方は大変だったようですが、

全国中から大勢の理学療法士が集まりました。


講演を聴いたり、発表内容をもとに議論したり、3日間盛りだくさんです。



私も毎年のようにこの学会には参加させていただいておりますが、

今年は、

「人工股関節全置換術後1年間の転倒の発生率と発生状況」について発表させていただきました。


人工股関節の手術を受けられてから、その後1年間に1回以上転倒された方は、

140名中42名おられ、約30%の方が転んでおられます

同年代の健康な方が転倒されている割合は約12%なので、約3倍です。


中には、転倒時に手首を骨折されたり、肋骨を折ったり、

1名の方は手術をされた側の大腿骨を骨折され、再手術をされました。

大変です。


この傾向は、手術を受けたからではありません。

手術前の末期股関節症の方も同じくらいの割合で転倒されています。

手術を受けて痛みが治ったにも関わらず、転倒される方の割合はほとんど減りません。



人工股関節の手術後の転倒に関する報告は、世界的にも例が少なく、

近年、我々が「転倒の危険性とその予防の必要性」を発信しております。

その成果が少しずつ現れてきており、発表時の質問も非常に多くいただき、注目が高まっていることを今回実感しました。



人工股関節の手術の目的は「股関節の痛みがなくなること」と答える場合が多いでしょう。

確かに手術を受ければ、股関節の痛みはとれ、手術前に比べると快適な生活が送れるようになります。


しかし、それだけでは長年股関節症を患って生じた股関節の周りの筋肉の問題はまだ治っていません。


手術で股関節の関節部分が治り、

その後のリハビリにより股関節の周りの筋肉を治さないといけません。


人工股関節の手術を受けられた後、リハビリでの目標では、

「きれいに歩けるようになりたい」と希望される方が多いです。


手術を受けて、

「股関節の痛みがなくなること」の

次の目標は、

「きれいに歩けるようになること」となります。


股関節が以前患っていたことが、

見た目に分からないくらいに「きれいに歩けるようになる」

そのためにはリハビリが必要です。


身体のどこに問題があるか?

どのように歩いているか?

きれいに歩けるようになるためには、どのような練習が必要か?


とてもお一人で自己流なトレーニングでは解決しない問題です。

「歩き」の専門家である理学療法士にアドバイスをもらうことをお勧めします。


「きれいに歩くこと」は、股関節以外の関節を悪くしないためにも大切です。



さて、人工股関節の手術後の目標として「きれいに歩くこと」をゴールにして良いものでしょうか?

「きれいに歩けるようになったから、リハビリ終わり。」と言う方が多いですが、まだまだ先があります。



関節に問題のない方は、自然ときれいに歩いておられます。

つまり、きれいに歩くことは至って当たり前のことであり、それ以上の余力を持っています。

きれいに歩くことは回復の途中経過にあり、最終目標は健康な身体を取り戻すことであるべきと考えます。



人工股関節の手術後に「きれいに歩けるようになること」の次は、

「同年代の人と同じ体力を取り戻すこと」が目標になります。



股関節を長年患っておられた分、筋力や体力が落ちています。

ご自分の実年齢より体力年齢は歳をとってしまっています。

60代で人工股関節の手術を受けられた方の手術後1年以内のの体力は、元気な80代と同じくらいです。

これが転倒してしまう原因にもなっています。



実際に1年間の転倒率が30%というのは、90代以上の高齢者と同じくらいです。

転倒して骨折などの大けがをしないためには、

しっかりと元気な身体を取り戻すことが必要です。


手術をしたら終わりではなく、

「手術」というのは元気な身体を取り戻す「きっかけ」となり、手術からがスタートになります。



生活しているだけで体力は戻るとお考えの方はまだまだ多いですが、そんなに簡単なことではありません。

少ししんどい運動を続けないと、

筋力や体力は上がりません。


適切なリハビリを継続することで、
その方それぞれの願いが叶う日はきっと来ると思います。



人工股関節の手術後に皆さんは何を望まれるでしょうか?

「痛みがなくなること」

「きれいに歩けるようになること」

「同年代の人と同じ体力を取り戻すこと」

またその先を望まれる方もあるかもしれません。


その方お一人おひとりの目標達成のために、我々はお手伝いいたします。


今回の学会での発表の主旨は以上のことになります。

また、学会や論文などで報告させていただき、全国・全世界の人工股関節の手術後の方の転倒予防に寄与できるよう努力を続けていきたいと思います。



増原クリニック 理学療法士 生友尚志 

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第50回日本理学療法学術大会への参加

毎年恒例の日本理学療法学術大会が50回の記念大会を迎えました。
1年に1回の開催なので、50年の歴史になります。

今年は、東京の国際フォーラムで開催されます。

当クリニックからも3名の理学療法士が参加発表予定です。

①人工股関節全置換術後1年間の下肢筋力推移の年代間比較:生友尚志
②末期変形性股関節症患者の転倒発生原因の検討:生友尚志
③人工股関節全置換術前後の身体活動量の推移:岡村憲一
④人工股関節全置換術前後のJHEQの推移と不満足度に関連する因子の検討:奥埜尭人

計4題発表させていただきます。
以下より内容確認できます。
http://www.japanpt.or.jp/conference/jpta50/abstracts/

宜しくお願い致します。

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