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股関節専門 増原クリニック ブログ

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変形性股関節症の方は土踏まずが高い?


オーダーメイドのインソールを作成し始めてから、2年が経ちました。
インソール作成担当の岡村です。


インソール


「足にフィットしているので前より歩きやすくなりました」

「長時間歩いても足が疲れにくくなりました」

「股関節の痛みが治りました」

と、大変好評をいただいております。


足元から身体を整えていくということは非常に大切です。


現在、インソールの必要性や効果を確認する基礎となる研究を進めております。

変形性股関節症の方の足のカタチをお一人お一人確認させていただき、
その特徴についてまとめたものを、
今年の9月におこなわれた第5回日本運動器理学療法学会学術集会にて報告させていただきました。

ご協力いただいた患者さまには感謝いたします。


今回、少しその研究内容をご紹介させていただきます。

当クリニックに入院された変形性股関節症の方14名と健康な方11名の足のカタチについて調査しました。


足のカタチは、

①土踏まずの高さ(舟状骨高)

土踏まずの高さ


②かかとの傾き(LHA)

かかとの傾き

を測定しました。


この2つを、
座っている姿勢と立っている姿勢で測定し、
変形性股関節症の方と健康な方の特徴を比較しました。


結果は、
座っている姿勢と立っている姿勢の両方とも、

変形性股関節症の方の土踏まずの高さは健康な方に比べて高い

という結果になりました。

②のかかとの傾きについては差はありませんでした。


足のカタチというと「偏平足」が有名です。

「偏平足」というのは、この土踏まずが低い状態です。


それとは反対に、変形性股関節症の方の足の土踏まずは高い人が多いということになります。

もちろん、全員がそうではなく、偏平足の方もおられます。



では、土踏まずが高いというのはどういうことでしょうか。

土踏まずは足の裏側の窪んだ部分(下図の黄色いライン)になります。


土踏まずの骨



土踏まずの役割として、
歩いている時、また運動している時など、足が地面に着いた時に衝撃を吸収してくれます。

また足先が地面を蹴る際に効果的に地面へ力を伝達する働きがあります。

土踏まずが高いと走るのが速いというイメージがありますが、
「土踏まずが高い」=「よく足裏の筋肉を使っている」ということだと思います。


足裏の痛みはありませんか?

長い時間歩くと疲れやすいということはありませんか?


変形性股関節症の方は、
痛みがあったり、筋力が落ちていたり、変形により脚の長さが短くなっていたり、
股関節に不具合があります。

その股関節の不具合をカバーするために、足裏の筋肉たちは頑張ってくれています。

股関節に問題がない健康な方に比べて、
よく足裏の筋肉を使って生活していると言っても良いでしょう。

それが長年続き、だんだんと足裏の筋肉にも疲れがたまり、
肩こりのように足裏の筋肉が硬くなってしまいます。

これが変形性股関節症の方の足裏の土踏まずが高くなっている原因ではないかと、
我々は考えています。


このような方々は、足裏の筋肉がお疲れです。

足がつりやすいという方も多いです。


この対策としては、
まず「足裏と足首周りの筋肉のストレッチ」をお勧めします。

以前のブログでもご紹介させていただきました。

足裏・足首の簡単ストレッチ
http://masuharacl.blog.fc2.com/blog-entry-218.html


足裏ストレッチ


筋肉は伸ばすことで柔らかくなります。

足裏の筋肉の疲れをとり、硬さをとることで、
足のだるさや足がつるような症状も改善される可能性があります。



また、それだけでなく、日頃から疲れをためないように
「インソール」で足裏をサポートしてあげることも有効です。

理学療法士が作るインソール
http://masuharacl.blog.fc2.com/blog-entry-139.html


インソール



「足」は人の身体で唯一地面に接する部分です。

その身体にとって土台となる部分が歪んでいると、
足関節や足指の障がいが生じる危険性が高くなります。

外反母趾の方も多いです。

また、股関節にとっても良いわけはありません。

土台が歪んでいると、その上の股関節はもっと不安定で歪みます。


インソールを使用することで、土踏まずをサポートし、

足裏や足首周りの筋肉が疲れにくくなります。

また、そのサポートにより土台が安定し、股関節への負担も軽減することでしょう。

インソールは変形性股関節症の進行の予防にも有効かと考えています。


変形性股関節症の患者さまの足のカタチや足に生じる障がいの原因については、
まだまだ明らかになっていないことも多いです。

科学的な根拠がまだ足りていません。

よって、今後も研究を継続し、
変形性股関節症の方の「足」について調べるとともに、
「インソール」の効果についても調査していこうと考えています。

また、ご協力いただければ幸いです。



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土踏まずの役割~股関節を守るために~


変形性股関節症の方の足の特徴は?

「土踏まずが高い」

「踵の向きが歪んでいる」

「外反母趾になる方が多い」

と、過去の論文で報告されています。

この内容については、ブログ(変形性股関節症になると足にも影響する?)にてご紹介させていただきました。

変形性股関節症の全ての方が、足のかたちも変わってしまうということはありませんが、
股関節の影響が足にも及ぶことは間違いありません。


皆さんの足のかたちはどうなっているでしょうか?
また一度確認してみてください。


足の特徴の中で「土踏まず」という言葉が出てきます。
皆さんよくご存知だと思いますが、土踏まずは足の裏側の窪んだ部分になります。

屋根のアーチのようです。


足の骨



実際に足の骨模型で見てみても、アーチのように上に盛り上がっていることが分かります。

この足の内側のアーチを医学用語では、「内側縦アーチ」と呼ばれています。

足には他にも二つのアーチがあり「外側縦アーチ」、「横アーチ」と呼ばれるものがあります。


このアーチは、それぞれが個人プレイのように動くのではなく三つが協力して動いています。

例えば、内側のアーチが高くなってしまうと外側のアーチが低くなるという傾向があり、
一つのアーチの働きに何らかの支障がでてしまうと他のアーチにも影響してしまうのです。


この三つのアーチが働くことによって、

①歩く時の衝撃を緩和する

立っている時、歩いている時、また運動している時など足が地面についた時の衝撃を吸収してくれます。
そのため疲れにくい、ケガをしにくいという利点があります。


②効率的な力の伝達

足を蹴りだす時に、効果的に地面へ力を伝達してくれます。
少ない力で効果的な運動やパフォーマンスが向上します。


③姿勢の保持

足のアーチやバランスによって良い姿勢が取れるようになり、きれいな姿勢につながります。


このアーチ(土踏まず)が崩れて偏平足や、
反対に甲高にアーチが高くなっていたりすると、
その周りにある関節や筋肉への負担が大きくなり、疲れやすくなったり、痛みがでてくる可能性があります。

そのような状態で歩き続けると、その上の膝や股関節にも影響を及ぼします。

また、身体全体の姿勢にも悪影響が出かねません。


変形性股関節症などを長期間にわたり患っていると、足首や足の裏の形にも影響が出てきます。
股関節は手術で治ったけど、足の問題はまだ残っている、
そのような方も多いです。

リハビリを続けてもなかなか改善しない場合もあります。



そこで登場するのが、前回もご紹介したインソールです。


インソール




インソールを使用し、足をサポートすることによって股関節の機能をうまく発揮できるようになれば、
歩き方の改善や股関節の保護、人工関節の耐久性向上などが期待できます。


リハビリで保存療法を続けられている方や、人工股関節の手術を受けられた方も「足」に問題がないかチェックして、
予防策または解決策として「インソール」を作成されることを勧めております。


「足」は人の身体で唯一地面に接する部分です。

その身体にとって土台となる部分が歪んでいると、良いわけはありません。


身体全体のバランスを整えるために、土踏まずの役割が重要です。

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インソール作成開始から一年が経ちました


インソール



昨年の12月から、
オーダーメイドのインソールを作成するようになり、今月で1年が経ちました。

世界で1つの自分の足に合ったインソール。

大変好評をいただいております。


皆さんの感想は、

「前より歩きやすくなりました」

「長時間歩いても足が疲れにくくなりました」

「足にフィットしているので、靴の履き心地が良いです」

など、うれしいお言葉ばかりで、ホッとしております。


インソールの効果については、昨年のブログ「理学療法士が作るインソール」でお話させていただきました。
http://masuharacl.blog.fc2.com/blog-category-24.html


今回は、そのインソール作成の流れを皆様にご紹介させていただこうかと思います。


1.評価

まず始めに、
現在からだの不具合がないかどうか、インソールをどのような目的でご希望されているかなどをお聞きします。

その後、足や股関節などからだ全体の動きや力の強さ、立ったり歩いたりする際の姿勢の評価(チェック)を行います。

足のかたちも人それぞれです。
入念にチェックをして、どのようなインソールにするかをここで決定いたします。

他のインソールとは違うところは、股関節治療の専門家の視点です。

股関節に負担をかけない、きれいに歩けるようになるように、身体全体をチェックします。

一部どんな評価(チェック)をしているかご紹介しますと、


足アーチ




上の図は土踏まずの高さをみています。

偏平足の方もあれば、逆に土踏まずが高い方もいらっしゃいます。



足のかたち



上の図は踵の向きを後ろからみています。
足首が内向き・外向きになり過ぎていないかのチェックをおこなっています。



2.足の型取り

評価が終わりましたら、次に足の型取りを行います。
型取りは座った状態で行いますので負担はございませんが、裸足になっていただきます。
ここまでのお時間はおおよそ1時間半程度です。
型取りまででその日は一旦終了となります。


足の採型


上の図はバキューム式成型機です。
青いシリコンの上に足をのせていただきます。


変形性股関節症のインソール


上の図のように座った状態で、足の型取りをしていきます。



3. 削り、成型

次に型取りしたインソールを土台に貼り付け、土台部分を靴に合うようにグラインダーで削り、成型していきます。
この間、1週間をいただきます。


股関節に良いインソール

上の図は型取りをする前のインソールです。


股関節に良い中敷き

上のインソールに、貼り付ける土台です。

グラインダーでインソールを削っていきます。

股関節に良いインソールを作る




4. 靴合わせ

1週間後にお越しいただき、お持ちの靴に合わせてインソールの仕上げを行います。
またインソールを入れた状態での姿勢やバランスなどを確認します。


5. 再評価

インソールをしばらくお使いになった上で、1か月後にお越しいただき、からだの機能や違和感がないかなど再評価いたします。
歩き方などもチェックし、微調整をします。


運動機能を診る専門家である私たち理学療法士が作成することで、
歩き方や姿勢の改善など、からだの機能向上を目的としたインソールを提供することができます。


インソール完成後も実際に使用することで機能が改善されているか確認するため、作成後も定期的にチェックいたします。

ご興味のある方、ご相談のある方、インソール作成を希望される方は、

「インソールのことで・・・」と、受付もしくは直接理学療法士の岡村までお問い合わせください。



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変形性股関節症になると足にも影響する?


土踏まず



変形性股関節症になると足にも影響する?


以前、このブログで変形性股関節症の方が歪んだ歩き方を続けていると、
「股関節以外の関節にも悪い影響が出てしてしまう」
という話をさせて頂きました。


その際は「変形性股関節症と膝との関係」についてのお話しでしたが、

今回は「足」についてお話をさせていただきたいと思います。



「足」というと、皆さんはどこの部分を指すでしょうか?

人により少しイメージが異なるかもしれません。

「足」というと、右脚・左脚の付け根から足先までの全体をイメージされる方も多いかと思いますが、

ここで言う「足」とは、「足首から足先まで」を指すことにします。

靴を履く部分ですね。

変形性股関節症の方の中には、この「足」の部分にも問題を抱えておられる方があります。


今話題のイギリスのAnne Reilyさんという研究者の報告では、

変形性股関節症の方は、土踏まずが高い、踵の向きが歪んでいる特徴があるとされています。

踵の歪み



変形性股関節症の方60名と股関節に障がいのない方60名を比較された結果です。

また、足首の動く範囲もつま先を上に向ける方向が硬くなっている(狭くなっている)と報告されています。


正常と違った問題が「足」にも出てきている証拠です。




変形性股関節症の足


また、日本での報告もあります。
前田先生は、変形性股関節症の方は外反母趾になる方がが多いと報告されています。


レントゲン画像をもとに変形性股関節症の方と股関節に障がいを持たない健康な方の足の形を比べておられます。

前田先生の報告でも土踏まずは低くはなっていないようでした。



変形性股関節症の方の歩き方は様々であり、皆さんが同じように歩いておられるわけではないので、

足の形も一人一人がそれぞれ異なっていることが言えます。

研究のように大勢の人を集めて調べると、その特徴は埋もれて分からなくなってしまうこともあります。

よって、大勢を集めた研究報告と同様の方もおられれば、そうでない方もおられます。


とにかく、特徴はそれぞれ異なりますが、変形性股関節症の影響が「足」にも生じることは明らかです。

「立つ」、「歩く」というときに、地面に着いているのは「足」です。

影響がないわけはありません。
       

始めは変形性股関節症の影響で「足」に問題が生じていたのに、それがまた上に戻って股関節にも影響することも考えられます。

変形性股関節症と診断され、「股関節」だけを見ていると他への影響を見落としがちです。

人工股関節の手術を受けられて「股関節」は治ったけど、

長年変形性股関節症を患った影響が「足」にあり、

手術後も「足」の問題で悩む場合もあります。


何事も予防が第一。

「足」に影響が出てくる前に手を打つ必要があります。

インソールは、「足」の問題を解決してくれる道具と言えます。

保存療法を続ける方も、人工股関節の手術を受けられた方も「足」に問題がないかチェックして、

予防策または解決策として「インソール」を作成されることを勧めております。

一人一人の「股関節」の状態を見させていただき、その「足」に合わせたオーダーメイドのインソールを作成いたします。

ご興味のある方は、遠慮なくご相談ください。


インソール型取り



変形性股関節症用インソール




また現在、増原クリニックでも変形性股関節症の方の足の特徴について調査を進めております。

また、その結果が明らかになりましたら、ご紹介させていただきたいと思います。



参考文献
1)Anne Reilly K , et al:Influence of foot characteristics on the site of lower limb osteoarthritis: Foot Ankle Int Vol 27, 206-211, 2006.
2)前田 健太郎 他:変形性股関節症患者における足部変形: 北海道整形災害外科学会雑誌 Vol 52, 229-232, 2011.




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変形性股関節症患者さま用のインソール作成中



変形性股関節症のインソール作成



増原クリニックでは、変形性股関節症患者さま用のインソール(靴の中敷き)を作成いたします。


お一人おひとりの足の型をとり、その方に合ったインソールを作成します。






変形性股関節症の足型


インソール型取り


このような機械を使って、皆さまの足の型をお取りします。





変形性股関節症のインソール作成足型



変形性股関節症の足型採型



くっきりと足の型が残ります。


これにインソールの素材を貼り付けて、型を移し、インソールを作成していきます。


変形性股関節症用インソール






ご興味のある方は、「インソールのことで」と、受付までお問い合わせください。


宜しくお願い致します。


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