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股関節専門 増原クリニック ブログ

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増原クリニックは無事です


2018年 6月18日

大阪北部を震源地とした大きな地震が起きました。

皆さまご無事でしょうか?

被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。


増原クリニックでは、エレベーターが一時使用できず、患者さまには大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

多くの方からご心配いただきましたが、
幸いそれ以外の大きな被害はなく、6月19日より通常通りの診療を行っております。


不測の事態により、身体の負担が増えることもあるかと思います。
いつもと異なる作業があり、不安や疑問が出てくることもあるかもしれません。

その際は、遠慮なくご相談ください。


まだ余震が続いております。
お身体を大切に、くれぐれもお気をつけくださいませ。

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桜満開です


もう春ですね。


増原クリニックの近くの大川のサクラも咲いています。

今年は例年より早くすでに満開です。


検診に来られた際には、少し足を延ばして花見に行ってみてはいかがでしょうか?


大川の桜


桜ノ宮


大阪の桜


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吉報が届きました


新年早々おめでたいこと続きです。

クリニック事で申し訳ないのですが、
日頃コツコツと取り組んでいる研究活動の成果が認められました。

しかも2つ。



人工股関節手術後の荷重率


1つは、理学療法士の三浦先生の研究論文です。

その成果が海外の雑誌に認められ、掲載されることになりました。

もちろん、内容は全文英語です。


増原クリニックでは、人工股関節の手術前後に加重検査を実施しています。

まっすぐ立ったとき、椅子から立ち座りしたときに、
左右の足にどれだけ体重がかかっているかを測定しています。

手術前は痛いほうの股関節をかばい、良いほうの足に体重が大きくかかっているのですが、
手術後1年間かけてその左右差が縮まっていく過程を記録し、論文にまとめました。



変形性股関節症の転倒原因



もう1つは、理学療法士の生友先生の研究論文です。

以前から「転倒」に関する研究を続けていますが、

今回は人工股関節の手術前の患者さまの過去1年間の転倒割合とその転倒の原因を調査した結果を報告しました。


手術前の患者さま(末期変形性股関節症)のほうが同年代の健康な方に比べて、3倍ほど多く転倒されていることが分かりました。

また、その転倒の原因としては、足の筋力の弱さと歩き方の問題があることが関係していることが判明しました。


股関節の痛みにより、
筋力の低下により、
股関節の動く範囲が狭くなることにより、
足の長さの差により、
きれいに歩くことができなくなってしまっています。


そのような歩き方の問題がある人ほど転びやすいことが研究の結果分かりました。


詳しい研究内容については、次回以降にご紹介させていただきます。


このような研究成果を示すことができたのも、
快くご協力いただきました患者さまのおかげでございます。

この場をお借りしまして御礼申し上げます。


まだまだ貢献できるように、より一層精進して参ります。


今後とも宜しくお願い致します。


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今年一年を振り返って


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2017年も、もうすぐ終わりです。
忘年会や大掃除に忙しく過ごしておられる方も多いと思いますが、、、

残念ながら痛みや不安は年末で精算されるわけではありません。
動き過ぎて症状が悪化しないようご注意してください。



今年はどんな年でしたか?

増原クリニックでは、手術治療だけでなく股関節症の(進行)予防に向けたリハビリにも力を入れております。
そういう影響もあってか、今年は20~40歳代という年齢層の方々も多く来院されたという印象を受けます。

レントゲン上では問題がなくても痛みが強い方、思ったよりもすでに関節症が進行していたという方など、
色んな状態の方がお越しになりました。

まだまだ子育てやお仕事をバリバリ頑張っておられる方も多く、
症状緩和が優先ではありますが、
いかに身体(股関節)を良い状態で維持できるか(←これは年齢は関係ありません)ということを意識しながら治療や運動の指導を実施いたしております。


年明けの診察は1月9日からとなっております。
股関節(脚の付け根)が痛む、調子が悪いという方は、一度受診の上、ご自身の股関節の状態をお確かめいただくことをお勧めいたします。




いつ、どこが、どんな時に痛むのか


さて、一口に股関節の痛みと言っても、
どのあたりが、どのように痛むのかは人によって異なりますので、
私たち医療従事者は原因を探るべくたくさんの質問をいたします。


いわゆる「問診」と呼ばれるものです。

ご自宅での生活状況や仕事や趣味の内容まで、初対面で根掘り葉掘り聞かれて嫌かもしれませんが、
股関節は身体を支える部分であり、
普段の何気ない動作や活動量などが痛みの引き金になっている場合も多く、
原因を見つけ出すためですのでどうかご了承ください。

また、痛みは常に同じというわけではありません。
反対に楽な時期や楽な体勢なども原因を特定するヒントになります。



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では、今年1年を通して振り返るといかがでしょうか?
年末ですし、ぜひ考えてみましょう。

もちろん今ある痛みをなんとかしたいのですが、
長い間隔で身体の調子を把握しておくことも、
何気ない普段の生活の影響を知る上では非常に大切なので、ぜひ。



初めは痛みが強かったのに今は楽なっているという方
これは、もちろんリハビリを頑張ったからとも言えますが、いわゆる「日にち薬」も含まれていることを忘れてはいけません。

股関節は移動(歩行)の際には必ず使う身体の部分ですから、
安静にすることは難しいので、傷めた部分の炎症もすぐには鎮静化できない側面があります。
痛くなったり楽になったりしながら数か月したら気づけば痛まなくなることもあります。

少しでも早く楽になりたいと誰もが思うことではありますが、
焦らず痛みの波を見極め、軽減するパターンにうまく乗せていくことが最も得策と言えます。

できる対処をしながらも、まずこの「日にち薬」をうまく活用して、痛みが軽減したら今後痛みが出ないよう予防していくことが大切です。


この半年から1年で徐々に痛みや硬さがひどくなっているという方
要注意です。
普段の過ごし方が状況を悪化させている可能性があるからです。

仕事や移動、家事、介護、スポーツなどの動作によって股関節にストレスを与えている場合もあります。

また、姿勢の歪みや反対の脚が悪い(痛い)のをかばっているなど、自分では意識していなくても知らず知らずのうちに股関節に負担がかかっている場合もあります。

以前のブログで述べたような筋肉の硬さを放置しておくことや良かれと思って痛みを我慢してリハビリを頑張ることも状況を悪化させる要因になります。


肥満を放置しておくことももちろんアウトです。

過ごし方のどの点がまずいのかは身体(股関節)の状態を診なければわかりませんので、
一度受診していただくことがまず第一歩ではあります。

ただ、ご自身でもこのように冷静に考えるということが問題を解決する上でのきっかけになりますので、
焦る気持ちを抑えてひとまず状況(身体の状態)を整理されることをお勧めします。



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年末年始は普段とは行動パターンが異なる方も多いと思います。

ケガなどの注意も必要ですが、反対に股関節の症状がどのように変化するのかを見るには良い機会とも言えます。

この年末に一旦立ち止まり、冷静に身体(股関節)の状態を振り返っていただき、
年明け以降に楽に動ことができるよう作戦を立てていきましょう!

私たち医療従事者もうまく活用してくださいね。


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本年もこのブログをお読みいただき、ありがとうございました。

スタッフ一同、股関節でお悩みの方々に何か良い情報、正しい情報をご提供できないかと日々模索(右往左往?)しながら過ごしております。

来年もまた一層努力し、皆様の痛みや不安の解消に微力ながら貢献できればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

寒い折、決して無理はなさらず、でも楽しく新年を迎えられますことを心よりお祈り申し上げます。




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最適な治療方法の決定は?


診察


科学技術の進歩が著しく、
医療においてもAI(人工知能)の活用が検討され始めています。

現状の医療では、人間の知能によって、
数ある治療方法の中から、
その治療方針を選択しているわけですが、

何に基づいて治療方針を決定するのか?

今回はそんなお話をしたいと思います。


医療は、人の生命を左右するものですから、医療者には重大な責任があります。

気軽な判断はできません。

当たり前のことです。

よって、医療における1手1手の判断は、
根拠があるべきです。

大昔の医療では、
ベテランの医師の経験に基づいて、
治療方針を決定していました。

しかし、それでは科学的に証明された根拠は乏しく、不確かな選択となります。

インターネットもなく、
医学の情報収集が難しい時代はそれでも仕方がありませんでした。

現代では、インターネットの普及により、
どこにいても簡単に医学情報を収集できます。

自分の判断する1手1手の根拠を得るために情報を収集し、
責任ある医療が提供できるように努力しています。

それが患者さんのためでもあり、
自分を守るためでもあります。



医学の分野では全世界で20秒ごとに新しい学術論文が発表されているようです。

つまり、1年で150万本以上の論文が発表されていることになります。

情報は更新していくものですが、
その論文1つ1つに目を通すことは困難であり、
自分の専門分野に絞ったとしても、かなりの努力が必要です。

また、その論文情報を蓄積し、
医療に活用するには記憶力と分析力、判断力の高さが重要になります。

よって日々の研鑽が必要であり、
新しい情報を入手して蓄積していく作業が必要になります。

医療者は勤勉でないといけません。


ちなみにその論文とは英文です。

英語が読めないと論文は読めません。

医療者は、医学論文の検索サイトにより、
過去に発表された論文を調べ、情報収集します。

また、各分野各テーマで大量の論文の中から概要をまとめている論文もあります。

例えば、「変形性股関節症の痛みの治療についての最新情報」のように細かいテーマごとにまとめられています。

もちろん英文です。

日本で発表される論文は、
もちろん日本語ですが、世界には届きません。

よって、そのまとめられた英論文の中には入れてもらえません。

だから医療者、研究者は英語で論文を書きます。

英語の論文を読んで、新しい知見を学び、
患者さんに活用します。

日本人は英語が苦手なので、苦労しますが、
患者さんのためにコツコツと勉強しています。


医療は個人の利益のためではなく、
「人」のためになされるものです。

1つの考えを信じ続けるのではなく、
常に吟味しながら、
多くの選択肢の中から公平に判断し、
最適な方法を選択するべきものであります。

その次々と発表される膨大な量の論文情報を蓄積し、
その中から最適な方法を導き出すことは、大変な努力と高い能力が必要です。

これを手助けするためにAIは有効活用できるかもしれません。

5年後10年後にはどうなっているでしょうか?



一方で、ある病気を治す方法の指南は、過去の論文がしてくれますが、
医療は病気に対してなされるものではなく、「人」に対してなされるものです。

同じ病気であっても、みんなが同じ治療方法で良いということはありません。

人により性格も生活環境も役割も異なります。

そのため人により人生に対する考え方が異なります。

医学的に科学的に証明された最新の治療方法が、その人にとって最適とは限りません。


「人」と話し、

「人」を知り、

「人」に合った最適な方法を、

お互いに相談して決める過程が必要です。


「インフォームドコンセント」という言葉をご存知でしょうか?

日本語訳では、「説明と同意」となります。

「医療行為などにおいて患者が、病状や治療方法の内容などについて、
よく説明を受け十分に理解した上で、
患者が自らの自由意志に基づいて医療従事者と方針について合意すること」
とされています。

しっかりと説明を受けた上で、
最終的に治療方法を決めるのは患者さん本人であるべきです。

患者さんが納得いくまで医療従事者は説明を行います。


「人」の生活と病気を総合的に考えて、
答えを導き出すには、

対話が必要です。


そこまでAIにできるかどうか?

AIだけに任せることは難しいかもしれません。

人が敵うことはないコンピューターの記憶能力を、
人が上手く活用するのが良いと思います。



また、患者さんは、医療者に比べて医学的な知識は乏しいです。

ごく当たり前のことです。

専門家と素人の差です。

しかし、インターネットの普及により、
その医療に素人な方でも、
様々調べて知識を蓄えておられる方があります。

そのネット情報というものが、
最適な治療方法の選択に障壁となる場合がよくあります。

膨大なネット情報の中から、
どの情報を信じたかによって、
その「人」の考えが異なります。

例えば、手術に対するリスクの面ばかり情報収集された方は、
手術が恐くなり、手術を拒みます。

反対に、手術をして良くなったという情報ばかり収集された方は、
手術後の快適な生活を夢見て、
手術を受けることに拒否的にはなりません。


「人」と話し、

その病気に対してどのような情報を持っておられるか、

「人」を知り、

その情報が正しいか、
考え方に偏りがないか、

「人」と相談して、

何が最適な治療方法か「人」と「人」で相談して決めます。

時には考え方の軌道修正が必要な場合もあります。

じっくりお話をします。


別の治療方法を試しながら、
一緒に最適な方法を探っていく場合もあります。


「人」は本当に十人十色であり、

それぞれの考えが異なるため、

同じ股関節の状態であっても、

同じ治療方法を選択するとは限りません。


科学的に証明された医療情報を基に、

「人」と相談しながら、

最適な治療方法を選択することが重要と考えます。


我々医療者は、

医学的な情報の提供役でもあり、

治療方法を決定する相談役でもあり、

その方法を実行する治療役でもあります。


1点にとどまることなく、

日々進歩しながら、

柔軟に対応できるよう心がけております。


「人」を総合的に診て判断する能力、

それはコンピューターにもネット情報にも負けない、

医療を扱う「人」のチカラではないかと思います。


精進してまいります。

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